i hate you.

 未だに何か自分が特別な存在だと思っているようなヤツがいるのか、と久しぶりに思った。神もロックもとっくの昔に死んだのに、ボクの知らないあいだに復活して信者を集めてたのかもしれない。
 つまり、彼とは価値観が合わないのだということに尽きる。ある対象への自分の評価が『自分 対 評価対象』以外の何かに影響されてるなんて! なんてナイーブなことは現代人として言わないけれど、そのことを自覚してないのはいささか幼すぎる。自分が好む人種についての定義を並べ立てていて願わくはそこに自分も含まれていると思っているのかも知れないけど、ああその発想の貧困さと言えばボクは驚きを隠せない。隠せないからこうしてなんとも発想の貧困なエントリーを書いているんです。
 何があったかというと、ネット上で昔少し知っていた人が書いた文章をたまたま読んでしまったのですが、見事にその文章が文節ごとにボクの癪に障ったわけです。あまりにも客観性を欠いていて、あまりにもオリジナリティーを欠いていて、あまりにも自己陶酔しているその文章を読んで気分が悪くなった。
 人をその外見や物質的要素のみで判断しようとする彼のその態度がボクには気にくわない。気にくわないんだけど別にかまわない。なぜなら彼はボクにとっては存在しないも等しい存在に過ぎないから。だからボクは彼の文章に出くわさなければ良かったのだとつくづく思う。気分の悪さだけが残ってしまった。
 自分が無能だとか無価値だとか書いてるけどそれは嘘なんだと思う。彼はけして心底そうは思っていない。ボクはそういった嘘をつく人は嫌いです。嘘はついてもかまわないと思うけど。
 ま、これはすべての人と仲良くなれないということの良い証明になったのだと思う。そもそもの価値観が相容れないのだ。

 動機が不純だよ、君。